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崎山 多美|うんじゅが、ナサキ

1,320円

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グローバル資本主義に蹂躙されるこの世界に別の光をあて、別の論理をもちこみ、異郷化する運動への呼びかけとして立ち上がった「鉄犬ヘテロトピア文学賞」第4回受賞作。 * 沖縄文学の複雑さと、語る、祈る、歌う、笑う、その真っ直ぐさを内包した濃密な読書体験となる一冊です。 *  <選評 / 管啓次郎> 『うんじゅが、ナサキ』を読み終えて最初に思ったのは、骨の物質的強さだ。ヒトの生前と死後を通じて、もっともよく同一性を維持するのは骨。もちろんいずれは朽ちて分解にむかうにせよ、死後もかなりの期間、そこにそうしてあるだろう、みずからの移動能力を捨てて。その特性からして、骨がヒトの記憶をもっともよく担う媒体となっても、おかしくはない。もしいまここに骨の山があるなら、そこにたゆたう記憶のすべては、とても捉えきれるものではない。しかし、その記憶集合への不可能な接近を通じてのみ、われわれは忘れてはならないことを思い出せるかもしれないのだ。書かれなかった過去を、見えない歴史を。文字を超越する地平をしっかりと見すえるこの作品の志に、ぼくは打たれた。その思いは、他の選考委員にも共有されたと思う。 その他の選評はこちら http://www.sunnyboybooks.jp/the-4th-irondog-heterotopia-iteraryprize/ 128mm×188mm / 150p / ソフトカバー

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