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普天間基地の近くに住み未成年の少女たちの支援や調査に携わる日々。
今の沖縄が抱える絶望から逃げずに耳を傾け、それらを抱えながらも次世代に濁りのない美しい世界を受け渡したいと願う著者。もがきながらも決して諦めない姿に我が身を振り返ります。
人の声を聞く事で自らの声に気づく事もあるのではないでしょうか。
「悲しみのようなものはたぶん、生きているかぎり消えない。それでもだいぶ小さな傷になって私になじみ、私はひとの言葉を聞くことを仕事にした。」(p.29)
180mm×130mm / 251p / ソフトカバー