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ロシアの詩人、レールモントフの詩「葦」は<理不尽な死を強いられた者の声が埋葬場所に生えた植物に憑依して真実を語る>という、世界各地に語り継がれる話を題材にしています。
20世紀のロシアの詩人、アンナ・アフマートワの詩「葦」の初出はスターリン治下のソ連時代にあったため「葦」をタイトルに使うことは<弾圧と粛清>の恐れがあったのです。改めてこのタイトルを発表するには、雪どけ後の1965年まで待たなければならなかったのでした。ーーー
1点の挿画でつくられた『栃の木と』に続く第二弾である本作は、トレーシングペーパーを使うという斬新な手法の美しさに魅了されます。
192mm x 150mm / 2p / ソフトカバー