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クィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(性別二元論に収まらないジェンダー)を自認するアイリス・ゴットリーブが、歴史、科学、社会学的な事象を通じつつ、実体験を交えながらジェンダーにかかわる様々なトピックについて丁寧に解説しています。
私たちは多様な人々とさまざまな知見を共有し、ともに生きる時代に立っています。しかし実際は人種や性別などに基づく差別や偏見は無くなっていません。本当のところ、私たちは「自分とは違う」人たちのことを、そして自分自身のことをどこまで知っているのでしょうか。
ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、世界に大きな影響をもたらした人々の逸話、人間以外の動物における「性」のはなし、さらには著者自身による乳房切除手術の経験談などが項目別になっており、カラフルなイラストがふんだんに盛り込まれていているので視覚からも理解を深めることが出来ます。
近年話題のSDGs(持続可能な開発目標)では、ジェンダー平等の実現や、人や国の不平等をなくすことが国際目標として定められています。本書にはそれを最良のかたちで実現するために、これからの時代を生きる上で知っておかなければならない知識が詰まっています。
他者について学び、自分がどう生きたいかを考えるための一歩を踏み出すための最良の一冊です。
210mm x 150mm / 209p / ソフトカバー