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SOLD OUT
「くどうれいん」名義で『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』などのエッセイや作家として活躍する著者、待望の第一歌集『水中で口笛』入ってきてました〇
本書には、十代に短歌と出会った高校生から社会人になるまでの作品がまんべんなく収められています。
常に比較されてきた同郷・岩手県盛岡市出身の石川啄木の没年前に<自分の短歌集を作りたい>と思い立ち、短歌で啄木と張り合いたいという気持ちから本書の制作はじまりました。しかし、結果は啄木とハイタッチしたような歌集になったと玲音さんは言います。
それは、啄木を含めた「ふるさと」を愛することを強要されてきたような気がしていたけれど、今はそのすべての景色と、ここに生まれてきたことをうれしく誇りに思っているという素直な心情が反映されているからのように思います。
195mm x 137mm / 208p / ハードカバー