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精神科看護とメンタルヘルスの専門家で、長年看護教育に携わってきた武井麻子さんが、コロナ禍の医療現場を取り巻く状況を「感情労働」の観点を取り入れながら、労働現場の実態やトラウマの意味とその影響、しなやかに回復していく力「レジリエンス」までを語ります。
医療の現場に関わらずとも働くことを見つめ直し、今の時代を生き抜いていくヒントの詰まった一冊。サニーでも展示をしてくれている安藤智さん装画挿絵が光ります。
「職務上、感情が不可欠の要素であり、ふさわしい感情のありようについての有形無形のルールがある、そして、それに沿って自分の感情を適切に管理するよう指導監督される、そんな仕事を「感情労働」と言います。」(本書p.13より)
188mm×128mm / 200p / ソフトカバー