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「生活」と「批評」の視点をもってして、流されがちな日常に静かに抵抗する『生活の批評誌 』最新号が入りました。
no.5の特集は、<「そのまま書く」のよりよいこじらせ方>
個人が自身の声を言葉にし発信すること(自分について「そのまま書く」こと)、そしてそれを受け入れる流れができつつある昨今。
今号を制作するにあたり編集長の依田那美紀さんは「そのまま書く」ことをなんのためらいもなく称揚するのでもなく、蔑みや軽蔑とも絶対的に距離を取った、「そのまま書く」に対する別の態度はないだろうかと思案します。
しかし、それはきっと他者から見ればこじらせた態度であることに違いはないーーー。ならば、追求すべきは、”よりよいこじらせ方”という在り方。
そう呼びかけて作った9作品と1インタビュー、1座談会が収録されています。
【目次】(掲載順)
・皮のにおい |Ingvill Kjærstein (イングヴィル・シャースタイン)
・「そのまま書く」をそのまま書く |niina
・政治的な物語から個人的な物語を守り、分有するために |佐々木ののか
・インタビュー:自分語りをさまよって |滝薫
・当世書生気質令和編 |呉樹直己
・返信 ——わたしの〝こじらせ〟について |川口好美
・座談会:フィクションと「そのまま書く」がともにあるために
井上彼方×オーガニックゆうき×依田那美紀
・教室のうしろの席から |原告A
・幸福の表明を破る |依田那美紀
・#147⏺ ⏸ ⏹ |黒嵜想
・十年後の返信 |遠藤のぞみ
・広告:非実用品店めだか
B5サイズ / 92p / 無線綴じ