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「言語とは何なのか」「自分を言葉で表現するとは、どういうことなのか」の深層に迫る、尹 雄大氏自身の体験を踏まえた「当事者研究」である一冊『つながり過ぎないでいい』が入荷しています。
コミュニケーションや感情表現が上手できないと悩んだ著者はやがて、当たり障りなく人とやり取りする技術を身につけていきます。
しかし、そもそも他者と難なく意思疎通ができることは、本当に良いことで、正しいことなのかーーー。なめらかにしゃべれてしまうことの方が、奇妙なのではないかと自問自答します。
言葉、存在、コミュニケーションとは一体なんなのかを、改めて問い直します。
【目次】
■はじめに
■1章 それぞれのタイムラインを生きるしかない——定型発達という呪縛
■2章 胚胎期間という冗長な生き延び方
■3章 社会なしに生きられないが、社会だけでは生きるに値しない
■4章 自律と自立を手にするための学習
■5章 絶望を冗長化させる
■あとがき
188mm×130mm / 216p / ソフトカバー