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美学者、伊藤亜紗氏と「宅老所よりあい」代表、村瀨孝生氏による往復書簡が収録された『ぼけと利他』が入荷です。
「ぼけは、病気ではない。自分と社会を開くトリガーだ」を出発点にしてはじまったやり取りーーー。
なんの関係性もないように思われる<ぼけと利他>ですが、対峙する相手に対して、自分自身の本意とはすこしズレて伝わってしまうことがある2つ行為は実は近しいことなのではないか、どこかとぼけてしまうものではないかと捉えます。
<利他を通じてぼけを、ぼけを通じて利他を考える>二人の「タマシイのマジ」が響き合った36通です。
目次
第1章 どうしたら一緒にいることができるのか? 2020年秋
第2章 人と言葉をケアする居場所としての「しゃべり」 2020〜2021年冬
第3章 共感でも反感でもない、ぼ〜っとする 2021年春
第4章 変化は「戸惑いと待ちの溜まり場」で起こる 2021年夏
第5章 深まるぼけがもたらす解放と利他 2021年秋
第6章 心とシンクロしない体を生きる 2021〜2022年冬
第7章 生身の痕跡を手紙に残す 2022年春
四六判 / 320p / ソフトカバー
ミシマ社・刊