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〈ただ、酒を飲むだけ〉のユニット「酒の穴」のパリッコとスズキナオによる、上機嫌な対話エッセイ集『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』〇
本書を読んでも特に中身はない無駄で余剰ばかりだけれど、世の中からこれらが無くなってしまったらなんて息苦しいんだろうと考えるふたりがコロナが蔓延してしまって夢も希望もないような現在社会への「ささやかな抵抗」の日々が綴られています。
「展望飲み」「冷やしアメリカ」「ニセ正月」「弁当将棋」など、何だそれって感じですが、いつもより幸せのギアを一段階上に入れて、〈無駄と余剰〉の可能性を追求する一冊です。
四六判 / 372p / ソフトカバー
*サイン入。
スタンド・ブックス 刊行