韓国系アメリカ人。 Japanese Breakfastとしてグラミー賞2部門にノミネート、文筆家としても活躍するミシェル・ザウナーによる回想録『Hマートで泣きながら』が入荷です。 韓国人の母とアメリカ人の父のあいだに生まれたミシェルは、アイデンティティに揺れる十代のときに音楽活動にのめりこみ、猛反対する母親とは険悪な関係にーーー。 それから十年、やっとわだかまりがとけかかったころ、母親の病気が発覚し、辛い闘病生活の末に亡くなってしまいます。喪失感から立ち直れず、途方にくれていた彼女を癒してくれたのは、韓国料理でした。 個人の回想録でありながら、母と娘の関係、家族、母親の味、大切な人を失う悲しみなど、どんな立場の人にも共鳴出来るテーマが詰まっています。 四六判 / 320p / ソフトカバー