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エッセイスト、少年アヤさんが紡いだ物語『うまのこと』。
自らを、うまと名乗る主人公が、学校にうずまくいびつさを、こっそり見つめていきます。うまの目線を通して描かれる、子どもたちの世界。それを見つめる大人の様子。学校という場所は、私たちの生きる社会のかたちそのものかもしれません。
男の子でも、女の子でもない、ひとりの自分でありたいと願うこと、それぞれが「大切な存在」であることに気づかせてくれる物語です。
*絵:玉川ノン
188mm x 128mm / 168p / ソフトカバー