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サニーで好調続く『はみだしの人類学』や『うしろめたさの人類学』の著者である文化人類学者、松村圭一郎さんによる『小さき者たちの』。
「私は日本のことを、自分たちのことを何も知らなかった。」ーーー
自分の生まれ育った熊本や九州・水俣、天草、須恵村などの土地の人々の暮らしを読み解くことで、日本という国の姿が少しずつ浮び上がってきます。
現代人の暮らしの根源を辿る、今を生きる人たちの生活誌です。
<目次>
Ⅰ 水俣1
一、はたらく
二、おそれる
三、いのち
四、まじわる
五、うつろう
六、かかわる
七、うえとした
Ⅱ 水俣2
八、やまい
九、こえる
一〇、うつしだす
一一、ひきうける
一二、たちすくむ
Ⅲ 水俣3
一三、ねがい
一四、たりない
一五、かお
一六、あいまみえる
Ⅳ 天草
一七、こえ
一八、くに
Ⅴ 須恵村
一九、いのる
二〇、おとことおんな
二一、みえないもの
四六判 / 208p / ソフトカバー
ミシマ社 刊