new
『大杉栄伝』(栗原康著)の前史となる日本のアナキズム黎明期とその青春群像を描く大河評伝『幸徳秋水伝 無政府主義者宣言』。
大杉栄の兄貴分にして元祖日本のアナキストである幸徳秋水の自由民権運動に触れた少年時代、中江兆民の書生時代、万朝報での記者生活、堺利彦らとの平民社時代、渡米、サンフランシスコ大地震、クロポトキンとの文通、足尾暴動、管野須賀子との恋愛、大逆事件ーーー。
日本のジャーナリスト、思想家、共産主義者、社会主義者、アナキストであった幸徳秋水という人物を読み解く一冊です。
【目次】
〇第一章 暴動はケアだよ
〇第二章 おーい、伝次郎
〇第三章 水になれ、炎をまきちらせ
〇第四章 わかっちゃいるけど、やめられない
〇第五章 もう非戦しかないもんね
〇第六章 わけのわからぬ出会いに身をまかせたい
〇第七章 がまんできない
〇第八章 神もなく主人もなく
四六判 / 480p / ソフトカバー
夜光社 刊