美術家で詩人、次作で第28回中原中也賞を受賞した青柳菜摘さんによる第一詩集『家で待つ君のための暦物語』。 2018年に発表した映像作品での12篇「家の友のための暦物語」と、2021年に書き下ろした12篇「家で待つ君のための暦物語」の合わせて24篇を収録ーーー。 1808年にJ.P.ヘーベルが編纂した「ライン地方の家の友」という暦物語、1949年にブレヒトが出版した「暦物語」をきっかけに、どちらにも登場する「家の友」や「コイナさん（誰かさん）」という、世界をただ観察する存在について思いながら創作された一冊です。 ＊サイン入。 A5版 / 108p / ソフトカバー デザイン　柳川智之 編集　和田信太郎