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SOLD OUT
翻訳者であり、詩人の高田怜央さんによる初詩集『SAPERE ROMANTIKA【サペレロマンティカ】』。
本書のタイトルは、「あなたが口を開くとき、私は世界と恋に落ちる。この恋し方に名前を付けるとしたら?」そんな気分を「知=味への情熱」という造語で表現した著者ーーー。
夏の食べ物から着想した英語での詩作と自らによる和訳は、どこかロマンティックでさわやかな感覚が残る詩集です。
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GELATO
So sweet
So cold
So thick
So clear
A dance
So fierce
Rejoice
My tongue.
Boy, you made a strawberry field out of me.
ジェラート
甘く
冷たく
澄みわたる
ダンス
激しく
讃えよ
わたし
の舌。
ああ、いちご畑になりしわたし。
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(本文『GELATO / ジェラート』より)
【目次】
<収録詩>
〇VIBRATE MODE / マナーモード
〇Salted / プレ・サレ
〇A cucumber sandwich / サンドイッチのきゅうり
〇Epicurean Feast / 美食家の宴
〇Cidre / アップルサイダー
〇GELATO / ジェラート
〇そ ば [soba] / 蕎麦屋
〇My Chocolatier / マイ・ショコラティエ
〇Kiss me in the night instead / キス・ミー・イン・ザ・ナイト・インステッド
〇Iced Coffee / アイスコーヒー
〇[BONUS LYRIC]
〇Koiwai Strawberry Farm / 小岩井ストロベリー農場
<寄稿>
〇横田祐美子(フランス哲学研究者/立命館大学衣笠総合研究機構助教)「ライオンのおくち」
〇来馬哲平(アメリカ文学研究者/青山学院大学文学部准教授)「満ちたりない、完璧に」
*限定800部。
173mm×105mm / 72p / セミハードカバー / オフセット印刷 / 英語・日本語