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東京都在住のライター、編集者である小沼理さんが自分と他者、規範と逸脱、個人的なことと社会的なこと、様々なものごとのあわいにとどまり、揺れながら考えるエッセイ集『共感と距離感の練習』。
初めて物語の中に私に似た人を見つけた日のこと、東京とソウルで参加したプライドパレードのこと、日本の同性婚訴訟やパートナーシップ制度のこと、同じ時代を生きている/生きていたクィアのことーーー。
「共感」と「距離感」、その可能性と難しさについてをゲイとして、シスジェンダーの男性として、著者が日常の中で直面したエピソードを描いた一冊です〇
【目次】
〇はじめに――わからないけどわかるよ
〇重なりと異なり
〇別の複数の色
〇善意
〇「男性的」
〇空気と柔軟体操
〇水の中
〇アップスパイラル
〇シーンが救う
〇もっと大きな傘を
〇ありあまるほどの
〇ここにいない誰か
〇無関心について
〇安全なファンタジー
〇未来がない気分
〇男性への愛(切り裂いて)
〇プレイリスト
〇いつかどこかで
〇あるいは
〇おわりに――無防備になる
四六判 / 208p / ソフトカバー