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職業、大学教員。専門は社会学。45歳で結婚し、46歳で父になります。自分たちなりの家族の健やかさを探りつづけた7年間。一人の男性がだんだんと父になるまでの、試行錯誤と喜びに満ちたエッセイ集。ーーー
人よりも少し遅く父親になった工藤氏は、子どもを授かる事によって生活が一変していきます。仕事の時間や吞みに出掛ける回数がぐっと減ったりします。その分の時間は必然<子どもとの時間>になっていきます。
決してその事がマイナスなのではなく、料理のレパートリーが増えたり、お風呂の入れ方が上手になったりして、その日常生活の積み重ねがあることで、子どもと一緒に日々成長し<父親>になってきていると感じます。
ー 育児とは、ただ「負担」を夫婦で分担するということではなく、いのちを育むという責任とよろこびを大いに味わうことの営みであるー と語る工藤氏の育児のはなしは、家族という最小の社会の在り方と妻と子どもとの愛の物語です。
188mm x 130mm / 240p / ソフトカバー