new
小野節郎さんことセツローさんが、信陽堂さんに託した2冊の文集のコピー「鯰」、「倉」より19篇を選び、スケッチや造形作品も合わせて収録した『セツローさんの随筆』。
1929年岡山生まれ。長く松山の病院でレントゲン技師として働きながら、洋画家として活動していたセツローさん。
本書は子どもの頃の出来事や海軍時代の思い出、家族のこと、職場や友人とのさりげないエピソードが素直に、ユーモラスに語られ、その傍らには味わい深い挿絵が添えられています。
セツローさんのお人柄が詰まった小さくて愛らしい一冊です。
*巻末には陶芸家の子息、小野哲平さんが父セツローさんとの思い出を描くエッセイを寄稿しています。
160mm x 113mm / 176p / ハードカバー
信陽堂 刊