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SOLD OUT
「毎日を憂鬱に生きている人に寄り添いたい」という気持ちからつくられた、84人の「鬱」と「本」をめぐるエッセイ集『鬱の本』。
一編が1000文字程度で見開き1ページで完結するので、どこから読んでも読み進めやすく、様々な「鬱」のかたちを取り上げています。
生きることが少し楽になればと願った一冊です。
【目次】
〇「鬱」ベースの社会に (青木真兵)
〇怪談という窓 (青木海青子)
〇犬に限らず (安達茉莉子)
〇にぐるまひいて (荒木健太)
〇世界の色 (飯島誠)
〇形を持った灯りを撫でる (池田彩乃)
〇棚からぼたもち落ちてこい (石井あらた)
〇ブランコ (市村柚芽)
〇憂鬱と幸福 (海猫沢めろん)
〇世界の最悪さを確認する喜び (大谷崇)
〇人と共感できず、なにしろもがいていた頃の話 (大塚久生)
〇椎名誠『僕は眠れない』 (大槻ケンヂ)
〇高校時代 (大橋裕之)
〇ウツのときでも読める本 (大原扁理)
〇低迷期の友 (荻原魚雷)
〇多摩川で石を拾おうとした (落合加依子)
〇ポジティブ。 (柿木将平)
〇布団からの便り (梶本時代)
〇『金髪の草原』の「記憶年表」 (頭木弘樹)
〇やらない勇気 (勝山実)
〇天窓から光 (上篠翔)
〇生れてくるという鬱 (切通理作)
〇「できない」自分との向き合い方 (こだま)
〇深い深い水たまり (小見山転子)
〇我輩はゴムである (ゴム製のユウヤ)
〇鬱の本 (佐々木健太郎)
〇弱々しい朝 (笹田峻彰)
〇不良作家とAI (佐藤友哉)
〇ある日、中途半端に終わる (左藤玲朗)
〇本は指差し確認 (篠田里香)
〇ゆううつと私 (柴野琳々子)
〇中学生日記 (島田潤一郎)
〇俺は鬱病じゃない (下川リヲ)
〇あの娘は雨女 (菅原海春)
〇旅 (杉作J太郎)
〇十九歳と四十七歳の地図 (鈴木太一)
〇悪意の手記を携えて (第二灯台守)
〇願い (髙橋麻也)
〇君も蝶 (髙橋涼馬)
〇静止した時間の中で (高村友也)
〇Life Goes On (瀧波ユカリ)
〇鬱時の私の読書 (滝本竜彦)
〇ちいさな救い (タダジュン)
〇いのちの気配 (谷川俊太郎)
〇喘息と明るい窓 (丹治史彦)
〇毎日があるまでは (輝輔)
〇とかげ (展翅零)
〇沈黙のオジオン (トナカイ)
〇大学をやめたい (鳥羽和久)
〇西村賢太という比類なき衝撃 (友川カズキ)
〇空の大きさと愛の切符 (友部正人)
〇たたかれて たたかれて 鍛えられる本と人 (豊田道倫)
〇神経の尖った人の見る世界 (鳥さんの瞼)
〇かけ算とわり算 (永井祐)
〇明日できることは明日やる (中山亜弓)
〇2023年4月 (七野ワビせん)
〇曖昧なものの博物館 (西崎憲)
〇戦友 (野口理恵)
〇きこえる声で話してくれた (初谷むい)
〇言葉の声が案内してくれる (東直子)
〇ゲーテをインストールする。 (Pippo)
〇脱法ドラッグ米粉 (姫乃たま)
〇何度もめくる、自分はここにいる (緋山重)
〇深夜のツタヤ (平野拓也)
〇このバカ助が (pha)
〇NHKにさよなら! (ふぉにまる)
〇鬱、憂鬱、10代、と言われ放出したレテパシー (古宮大志)
〇鬱は小説の始まり (増田みず子)
〇ため息を深く深く深く深く……ついてそのまま永眠したい (枡野浩一)
〇人間の鬱 (町田康)
〇憂鬱な銀河 (マツ)
〇それがかえって (松下育男)
〇夕に光 (miku maeda)
〇あなたが起きるまで (みささぎ)
〇ダメになって救われる――町田康のこと (水落利亜)
〇のサーフィン (水野しず)
〇本が読めた日 (無)
〇蜘蛛と解放区 (森千咲)
〇俯きながら生きている (森野花菜)
〇喋らないヒロイン (山崎ナオコーラ)
〇悲観論者のライフハック (山﨑裕史)
〇たぶん、不真面目なんだと思う (山下賢二)
〇ぼくの精神薬 (屋良朝哉)
〇なにかに抱かれて眠る日がある (湯島はじめ)
180mm×118mm / 196p / ハードカバー