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専門も居住地も違う3人が、互いの言葉に刺激されながら「アメリカ」と「日本」、そして自らを見つめる、対話型リレーエッセイ『ぼくらの「アメリカ論」』。
分断が進み、ますます混沌とする世界情勢ーーー。
11月のアメリカ大統領選が話題となる一方、「アメリカ」をどう捉えたらいいのかわからない状況が続く中、危機感を抱いた思想家・青木真兵さんの呼びかけに、建築家・光嶋裕介さん、文学者・白岩英樹さんが賛同し、それぞれが自らの中の「アメリカ」を問い直すリレーエッセイがスタートします。
読み進めていくうちに「自分にとってのアメリカ」がやさしく揺さぶられ、世界を見る目が更新される真摯で率直な全18回の対話集〇
【目次】
〇はじめに 青木真兵
1 「生き直し」のヒントを探す旅へ 白岩英樹
2 小さな跳躍を重ねて、獲得する大きな自由 光嶋裕介
3 僕の人生に「アメリカ」は関係がないと思っていた 青木真兵
4 「移民国家」アメリカ--「文明人」はどちらなのか 白岩英樹
5 「アメリカ」をどこから見るべきか 青木真兵
6 オフィスビルという欲望の建築の終焉 光嶋裕介
7 戦争と分断に抗って「線路」を延ばす 白岩英樹
8 アメリカの「自由と民主主義」が抱えるもの 青木真兵
9 フラーから考える建築家の倫理 光嶋裕介
10 What Are You Standing On? 白岩英樹
11 食糧から見る、アメリカの現在地 青木真兵
12 モグラの手つきで--抵抗と連帯の詩学へ 白岩英樹
13 自然と対峙した完全芸術家のまなざし 光嶋裕介
14 「ちょうどよく」とどめる精神で 青木真兵
15 沈黙と光を愛した遅咲きの建築家 光嶋裕介
16 同じ筏のうえで--あなたはわたしになったあなたを殺せない 白岩英樹
17 原爆、安保、沖縄 青木真兵
18 終わらない会話のために 光嶋裕介
〇おわりに 白岩英樹
四六判 / 280p / ソフトカバー
夕書房 刊