自ら製本・刊行した350部の限定版「傘下」(2020年刊)を底本として、全編を英訳した日英対訳による新装版として出されたのが本書。
立花さんのお父さんは、広島平和記念公園の慰霊碑の地下に安置されている原爆死没者名簿の装丁を担当した製本職人でした。数年前まで広島市にあったお父さんの製本所が閉所したあと、広島と東京を写真におさめ、兄で演出家で彫刻家の立花英久が小説「親愛なる日記へ」を書きおろした家族の一冊。
翻訳:ミヤギフトシ+ベン・デイビス
A5サイズ / 166p / 上製本
発行:BONBOOK
<プロフィール>
立花文穂
1968年、広島市生まれ。グラフィックデザイナー。アーティスト。文字、紙、印刷、本を主な素材、テーマとして作品を制作。雑誌『球体』をはじめとした独自の本や印刷物をつくりだす一方で、美術作家として美術館やギャラリーでの展覧会も行っている。最新の写真集に『傘下』がある。2020年12月13日まで群馬県立近代美術館での「佐賀町エキジビット・スペース1983-2000」展に参加している。