パーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたzineを発行する、翻訳・文筆家のきくちゆみこさんによる一冊。
あたらしく引っ越してきた郊外の団地で、長年苦手としてきた「人とともにいること」の学びと向き合う日々を綴った日記エッセイ。
繰り返しにしか思えない日々の中で、ひとととの出会いが少しずつ彩りを加えてくれる。ささやかなことだけれど、すさまじくてすばらしいことなのだと改めて気づかせてくれます◯
「大人になってからは、ふたりでも3人でもなく、大きなつながりのなかでゆるゆると知り合う人たちがどんどん増えてきた。家族でも親戚でもなく、地元の昔馴染みでもない、それでも顔を知っていて、新年の挨拶をできる人たちがいる、それだけで確かに生きやすくなっている。」(本書p.122より)
四六判 / 272p / ソフトカバー
発行:twililight