路上観察や「超芸術トマソン」、小説など、さまざまな方法で日常の見え方を変えてきた赤瀬川原平=尾辻克彦。本書は、その発想をいまの時代を生きるために「使い倒す」方法を考えるエッセイ。
不確かで、捉えどころのない今を生きるために、世界を少しだけずらして見てみるーー当たり前だと思っていた現実のなかに、思いがけない可笑しさや違和感、まだ見えていなかった可能性が浮かび上がってくると教えてくれます。
<目次>
イントロダクション
1.複製する ——「レンズの下の聖徳太子」
2.ひっくり返す ——「梱包芸術」から「宇宙の缶詰」へ
3.フィクション
(1) 見つけるためのフィクション ——分譲主義、「純粋階段」、「風の吹く部屋」
(2)現実を進めるためのフィクション ——「肌 ざわり」
4.見立てる ——『新解さんの謎』、「父が消えた」
参考文献
あとがき
新書判 / 52p / 無線綴じ
発行:代わりに読む人