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「女の子写真」と呼ばれ、90年代の若手女性写真家たちを中心に巻き起こった写真ブームや「見る側」「見られる側」という性役割を公にした「へアヌード」について、当事者の視点で再検討、再構築する切れ味するどい一冊。
「わたしたちの持ってしかるべき自尊心が、特定のジェンダーだからという理由で傷つくことがもう無いように、(以下略)」_本書「当事者から、異議を申し立てます。」より
●目次
当事者から、異議を申し立てます。
1章 「女の子写真」を振り返る
2章 未熟さと処女性—— 一九九〇年代初頭の「女性写真家」の言説
3章 レベル・ガールズ、革命のきざし
4章 「僕ら」のアイコン、ヒロミックスの言説
5章 「女の子写真」とミソジニー
6章 ガーリーフォトと木村伊兵衛写真賞
7章 なぜ「女の子写真」ではいけないのか
8章 「ヘアヌード」写真ブームへの異議申し立て
9章 ガーリーフォト、新しいフェミニズム
10章 自分のために「声」をあげる
四六判 / 412p / ハードカバー /
大福書林 刊行