東京生まれの部落ルーツ、シングルマザーの著者・上川 多実さんによる、今までなかった部落ルーツエッセイ『〈寝た子〉なんているの?ー見えづらい部落差別と私の日常』。
関西の被差別部落出身で解放運動をする両親のもと、東京の部落ではない町で生まれ育った著者。家では両親から「差別に負けるな」と言われ、外では「部落なんて知らない」と言う友人たちに囲まれ、混乱しながら自分なりの部落差別との向き合い方を探り大人になります。
やがて2児のシングルマザーとなった著者は子どもに、ママ友に部落をどう伝えるのかーーー。
日常から「差別」について伝える一冊です。
【目次】
1「部落解放運動」の家に生まれて
おじいちゃんの爪/大きくなったら何になる?/「歌ってはいけない歌」君が代/〈部落〉が理由で就職できない!?/結婚差別ー会えない父の妹/「ある」のに「ない」とされること/「部落差別はない」と先生は言った/「運動」の家からの独立etc...
2〈部落〉を子どもにどう伝える?
結婚と出産/「養ってもらってる」から仕方ない?/〈部落〉を伝えるサイトを作る/ママ友とする部落の話/セクシュアルマイノリティの友だち/女の子だから・男の子だから/ママが、その“ぶらく”なの?/裁判の原告になる/「寝た子を起こすな」とマイクロアグレッション/「部落ルーツですっ」etc...
*帯:温又柔
*装画:花松あゆみ
四六判 /288 p / ソフトカバー
*里山社 刊