ひとり出版社・書肆汽水域を主催し、現・梅田 蔦屋書店 店長でもある北田博充さんによる、書店の将来の可能性を探る一冊『本屋のミライとカタチ　新たな読者を創るために』。 「書店員」だけではなく、「本の魅力を伝える人」すべてを広義の「本屋」ととらえ、未来の読者を創るために活動されている、元高校国語科教諭・嘉登隆さんや、小説紹介クリエイターのけんごさんなどをインタビューで紹介。「普段本を読まない人」や「書店に足を運ぶ習慣がない人」たちに焦点を当て、どのように顧客化していけるかを考えます。 その具体的な手法として、出版業界外で本に深く関わる人たちにインビビューをすることで、これまでの「本屋本」で言及できていなかった打開策を明示し、読者自身が自分の行動範囲の中で「本の魅力を伝える」ようになることを目指します。 ＊限定100部特典冊子付（写真11枚目） ▶︎刊行記念展展に参加して頂いた9名の作家とメンバーにサニースタッフを加えた同テーマのエッセイを収録。 ＜参加作家＞（順不同） ◯魚座　 ◯奥誠之 ◯山口洋佑 ◯きたしまたくや ◯土屋未久 ◯うえのよう ◯カナイフユキ ◯エヒラナナエ ◯黒木雅己 【本書に登場する方々】 〇芹澤 連　マーケティングサイエンティスト 〇嘉登 隆　元・高校国語科教諭 〇田口幹人　未来読書研究所 〇けんご　小説紹介クリエイター 〇粕川ゆき　いか文庫 〇瀬迫貴士　ページ薬局 〇内沼晋太郎　ブック・コーディネーター 〇高木三四郎　プロレスラー 〇伊野尾宏之　伊野尾書店 〇有地和毅　ひらく／日本出版販売 〇花田菜々子　蟹ブックス 〇森本萌乃　Chapters書店 〇山下 優　青山ブックセンター本店 【著者プロフィール】 北田 博充｜きただ　ひろみつ 大学卒業後、出版取次会社に入社し、2013年に本・雑貨・カフェの複合店「マルノウチリーディングスタイル」を立ち上げ、その後リーディングスタイル各店で店長を務める。2016年にひとり出版社「書肆汽水域」を立ち上げ、長く読み継がれるべき文学作品を刊行している。2016年、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に入社。現在、梅田 蔦屋書店で店長を務める傍ら、出版社としての活動を続けている。2020年には本・音楽・食が一体となった本屋フェス「二子玉川 本屋博」を企画・開催し、2日間で3万3,000人が来場。著書に『これからの本屋』(書肆汽水域)、共編著書に『まだまだ知らない 夢の本屋ガイド』(朝日出版社)、共著書に『本屋の仕事をつくる』(世界思想社)がある。 四六判 / 264p / ソフトカバー