美術作家、木下理子さんによる2024年2月に9日間のみ開催された展覧会「幽かなスリル」を収録した記録集『幽かなスリル』。
身近な素材を扱いながら環境にあわせて作品を制作・配置。それらをある時間や空間の中に展開させることで、その物理的な状況や現象の変化をも包摂し、作家や鑑賞者が世界を知覚する装置としての作品を発表しています。
建築家・西沢立衛の代表作の一つとして知られる東京・大田区の「森山邸」を訪れ、そしてその場所で生活を営む森山さんとの交流から展覧会「幽かなスリル」は実現しました。
本書は、作家が触発された森山邸の気配、その日を永遠に留めて繰り返し顕れるように、密やかな時間を綴じ込めたような一冊です。写真では一見大判の写真集のようなイメージを覚えますが、手におさまるサイズ感がなんだか不思議です。
148mm×89mm / 140p / 丸背手帳製本 / 日本語・英語
oar press 刊
*本書の書籍設計を担当された明津設計による『『幽かなスリル』について』冊子特典付き