「沖縄で、沖縄を描く」ために漫画家を目指し、人生を捧げてきた漫画家・新里堅進ーーその鬼気迫る作品群と半生をまとめた一冊。
1978年『沖縄決戦』でデビュー以降、戦後生まれのひとりの人間が取り憑かれたように描き続ける「地上戦」とはいったい何なのかーー1000pにも迫ろうかという本としての圧倒的存在感で私たちに問いています。
【漫画】
◉『沖縄決戦』より─Love Day/バックナー中将戦死 ─住民大虐殺 ─/住民、戦野に彷徨/解散/鉄血勤皇隊員の死/落日の摩文仁
◉『ハブ捕り』より─山原の変人/悪夢の果て
◉『ケンちゃん日記 貧しいけど豊かだったあのころ』より─洞くつ探険とガイコツ/つらい思い出/不思議な風習と幽霊
◉『水筒 ひめゆり学徒隊戦記』より─地獄の野戦病院/雨中の病院移動/洞窟の中の目/一兵士考/死散/第三外科の最後/雲ながるるいやはてに ◉『運玉義留』より─兼城親雲上の憂鬱
◉『奥山の牡丹 沖縄歌劇の巨星・伊良波尹吉物語』より─奥山の牡丹/涙のクリスマス演芸会
◉『沖縄空手風雲録 シルガンター虎十』より─陰謀
◉『さるの手』前・後編 ◉『愛はガマの彼方に』
◉『白梅の碑』より─ ローソク踊り/恐怖の百米坂/狂兵の詩/井戸の歌声/国吉壕の最後
◉『防衛隊 儀間三郎の場合』
【評伝】
◉第一章─地霊
◉第二章─犀の角のように
◉第三章─「戦争」と「戦後」のはざまで
◉第四章─「戦争を描く」とは何か
◉第五章─沖縄漫画の水脈
◉第六章─極北の星
◉第七章─魂をさがす
四六判 / 912p / ソフトカバー
発行:リイド社