帝国の度重なる支配を受け、複雑で困難な歴史を乗り越えてきたコーカサス南麓の小国であり、独自の言語や文化を守り続けてきたカオティックな新興国「ジョージア」に1年間滞在した画家・庄司朝美さんによる滞在記。
12 ヶ月に渡ってウェブ版「美術手帖」で連載されたエッセイを英語・ジョージア語に対訳、また相反する要素や像を窓外の景色と重ね合わせるようにガラスに描く、作家の《Window Painting》シリーズの図版や現地での写真を収録。書き下ろしの作家テキストや挿絵も掲載した充実の内容です○
「お互いの言語の不一致から生まれる断片的な会話であっても、誰もが人生について記述するたくさんの言葉を持っていた。その声、その体に刻まれた時間の痕跡を通して、彼らの言葉はどっかりと私の中に腰を下ろし、今も人々の人生が私の中に息づいているのを感じる。」(本書「おわりに」より)
118mm×127mm / 348p / 丸背手帳製本 / 日本語・英語・ジョージア語
*2025 年にジョージアで滞在した際に綴った
書き下ろしたテキストが収まった封筒が一冊一冊に挿入されています。
oar press 刊