「もし黒人女性が自由になるなら、それはすべての人が自由になることを意味する。」
1977年にアメリカのブラックフェミニスト集団「コンバヒーリバー・コレクティヴ」が発表した歴史的な声明を中心に、その思想や背景を伝える一冊。
「インターセクショナリティ」という言葉が広く使われる以前から、複雑に重なり合う差別や抑圧を捉えようとした彼女たちの視点は、半世紀近く経ったいまも色褪せることがありません。誰かの自由は、誰かの犠牲の上には成り立たない。その根源的な問いは、アメリカ社会だけでなく、いまを生きる私たちの暮らしや社会にも静かに響いてきます。
フェミニズムを知るためだけでなく、「ともに生きる社会とは何か」を考えるために、手にしたい本です。
四六判 / 376p / ソフトカバー
発行:花伝社