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小野和子|あいたくて ききたくて 旅にでる

2,970円

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グローバル資本主義に蹂躙されるこの世界に別の光をあて、別の論理をもちこみ、異郷化する運動への呼びかけとして立ち上がった「鉄犬ヘテロトピア文学賞」最後の受賞作。 * 東北で50年に渡り民話を集め、人々の声に寄り添ってきた民話採訪者・小野和子による一冊。生き続けてきた物語の奥にある民の歴史に触れる。 寄稿に濱口竜介(映画監督)、瀬尾夏美(アーティスト)、志賀理江子(写真家) * <選評 / 木村友祐>  どのエピソードも心に染み入り、揺さぶり、考えさせる。記録からこぼれてしまった東北の先住者「エゾ/エミシ」に向けた民衆の思いを探る「エゾと呼ばれた人たち」や、夫から聴いた話をまとめた「ゆめのゆめのサーカス」など、ふいに号泣しそうになる瞬間がある。とりわけぼくには、動物とのかかわりの濃さを示す話が胸に迫った。「大事な大事なおれの両腕(もろうで)だった」犬のカロや、「忘れられねぇ、馬(ま)ッコ」だった黒馬のクロカゲのことを偲んで泣く女たちとともに、ぼくの心もむせぶ。(一部) その他の選評はこちら http://www.sunnyboybooks.jp/the-final-irondog-heterotopia-iteraryprize/ 142mm×210mm / 368p / ソフトカバー

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