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サニーでも好評『うしろめたさの人類学』の松村圭一郎氏による文化人類学入門書。戦争、植民地から始まった比較を前提とした"差"を強調する人類学ではなく、”ともに生きる”方法を探るために境界線を引き直し続ける人類学を模索する著者の考え方に学ぶことは多いです。
様々に違う「あなた」と「わたし」、「わたし」と「わたしたち」の境界線を揺さぶり続けることで関わりの可能性が開いていく。優しく語りかけてくる著者の言葉はすっと心にはいってきて読みやすいです。オススメ!
第1章 「つながり」と「はみだし」
第2章 「わたし」がひらく
第3章 ほんとうの「わたし」とは?
第4章 差異とともに生きる
210mm x 148mm / 112p / ペーパーバッグ