25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい物理学の入門書『道具のブツリ』。 役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、さまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっています。実は身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っているのです。 紀元前に生まれたスプーンや車輪など、今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてきて、理にかなったものは美しいというに気がつきます。 オールカラーで描かれているイラストレーターの大塚文香さんの絵が道具の魅了をより盛り立ててくれています。 絵：大塚文香 200mm×100mm / コデックス装 / 272p / オールカラー 雷鳥社 刊行