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詩人・斉藤倫さんの久しぶりの長編物語に寄せて、漫画家・西村ツチカさんが絵を描いている短いひと夏のお話『さいごのゆうれい』入ってきてました〇
世界中が「かなしみ」や「こうかい」を忘れて、だれもが幸せだった〈大幸福じだい〉と呼ばれた時代がありましたーーー。
そんな時代の夏休み、小五だったぼくは、田舎のおばあちゃんの家に預けられます。空港のあるその町で「お盆」の最初の日に、ぼくは、ひとりのちいさなゆうれいに出会いました。
その子はこう言います。
「自分が、ゆうれいのさいごのひとりかもしれないと。」
ゆうれいを救い、世界を取り戻すために、ゆうれいと過ごした四日間の物語。
200mm x 140mm / 302p / ハードカバー