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苦難の中でも「LGBTQ+」がどうやってアイデンティティを獲得していったかをアメリカの黒人解放運動(公民権運動)や女性運動、さらにスポーツ界、演劇界などの動向を参考にしながらまとめた一冊『愛と差別と友情とLGBTQ+』が入荷です。
ニューヨークで執筆活動を続ける北丸雄二氏が、25年に及ぶ米国での生活で感じ、考えてきた日本のいう「多様性」情報の欠如を埋めようとする意欲作!
「LGBT」という言葉が主流メディアでに登場するようになってから数年ーーー。杉田水脈発言やLGBT法案の国会提出見送りなど、政治における理解と知識のなさも露呈しています。また、断片的な情報や一部の事例だけで、全てを理解したような顔をしてしまいがちな私たちも、どれだけこの課題を重要視し、真に受諾していると言えるのでしょうか。
この本を読むことでこれからの<生きるヒント>になればと願う北丸氏、渾身の一冊です。
【第1部】
『愛と犠牲と』言葉で闘うアメリカの記憶
第1章 「ロック・ハドソン」という爆弾
第2章 エイズ禍からの反撃
第3章 エイズ禍への反撃
第4章 クローゼットな言語
第5章 カム・アウトする言葉
第6章 アイデンティティの気づき
第7章 アイデンティティの誕生と「政治」
第8章 「ミレニアム世代」から「Z世代」へ
【第2部】
『友情とLGBTQ+』内在する私たちの正体
第9章 「男と女」と「公と私」と
第10章 「男と女」と「公と私」と(2)
第11章 男らしさの変容
第12章 真夜中のホモファビア
第13章 「We Are Everywhere!」
第14章 ホモソシアル、ホモセクシャル、MSM
第15章 セクシャルの可能性
付録1 「ワールド・プライド / NYCプライド・マーチ2049」リポート
付録2 「君の名前で僕を呼んで」考
188m×130mm / 448p / ソフトカバー