other
絵画を基軸に生活や社会と美術の関係を問いかける独自の活動を行ってきた奥誠之氏が「絵描き」となった経緯や制作、社会における絵画について綴られた初のエッセイを掲載した作品集『ドゥーリアの舟』。
社会や暮らしにおける芸術の居場所を考察しながら、画廊だけでなく時には個人宅やマルシェなどでも作品を展開している奥氏ーーー。
具象にも抽象にも見えるその作品は、とらえどころがない故にどこまでも引き込まれていく魅力を湛えています。
言葉だけでも、絵だけでもなく、自分の内から溢れでるものを真摯に表層させながら、暮らしの中に溶けこませた17篇のエッセイと小さな絵がまとめられた一冊です。
印刷: NEUTRAL COLORS、グラフィック
B5変形 / 160p / ソフトカバー