私たちが“民族”や“国家”という言葉を口にするとき、そこには複雑な歴史と人びとの暮らしが重なっています。
本書は、19世紀末にロシア帝国支配下のポーランド王国で生まれた言語学者、ヤン・ボードアン・ド・クルトネの論考をまとめた一冊。彼は民族・宗教・言語という絡み合うテーマを通じて、民族の平和的共存とは何かという問いを遠い過去から現代へとつなげていきます。
「ウクライナ問題の現在と過去」「自治と多民族共存という概念」「ユダヤ人「問題や宗教の交錯」「文学や言語に見る人間のありよう」など様々な視点から、“共存”という言葉を拡張していきます。
四六判 / 256p / ソフトカバー
発行: ゲンロン